
動力不要の水溶性切削液・研削液・洗浄剤の自動希釈装置
オートミキサーF−20,F−20E,F−70,サーボミキサーは水溶性洗浄剤、研削油、切削油、その他の自動希釈装置で、一定倍率(濃度)の希釈液がバルブ操作のみで得られるというもので,同様の他社製品に比較して格段に精度が高いことを特徴としています。
コンパクトで設置が簡単な上,希釈作業の大幅な省力化,自動化が可能で,液倍率(濃度)が一定化されることにより,発錆,洗浄不良,切削・研削不良,工具の摩耗等のトラブルも解消できるという優れた装置です。
製造現場の品質の向上とコストダウンに大きく貢献します。
鉄道車両やバスの大型自動洗車機で大量に洗剤使う場合にも、オートミキサーを活用できます。大量の洗剤原液を正確に20〜30倍の指定された倍率で希釈し、洗剤の希釈率を一定にしてコストダウンと希釈作業の省力化に大きく貢献します。
サーボミキサーは、より粘度が高い原液の希釈に威力を発揮するタイプで、従来のオートミキサーF−20Eの改良版です。周囲環境の温度変化が大きな場所で使用する場合に使いますが、一般的に水溶性切削液の場合、オートミキサーF−20が推奨されます。
オートミキサー・サーボミキサーカタログ・取扱説明書(PDFファイル・2401KB)
主な特徴
1.希釈作業の大幅な省力化が可能
2.水圧を利用して動作させるため、電力、動力が不要で、故障が少ない
3.倍率(濃度)が一定化され、発錆、洗浄不良、切削・研削工具の摩耗等が解消できる
4.希釈倍率はバルブ可変式で、任意の倍率(濃度)が得られる
5.原液の粘度が異なる場合もバルブ操作で調整が可能
6.電磁弁、フロートスイッチ等を使用することにより、自動化も可能
オートミキサーの用途例
以下の油剤等の水による希釈(最大で8%前後までの希釈に対応・機種により可能な希釈倍率は異なります)
エマルジョン型切削油剤
ソリブル型切削・研削油剤
洗浄剤
防錆剤
水溶性離型剤
水溶性界面活性剤
水溶性有機溶剤 他
オートミキサー・サーボミキサーの標準納期
受注後 約1週間(オートミキサーまたはサーボミキサー本体のみの場合)
ご購入はここをクリックして弊社まで電子メールにてお問い合わせください。
オートミキサー・サーボミキサーのカタログ・取扱説明書
水溶性切削液などの希釈装置,オートミキサーとサーボミキサーの取扱説明書とカタログを兼ねたものです。
オートミキサー・サーボミキサーをご検討の方は,必ずこのPDFファイルの8ページ目(最後のページ)の注意事項を必ずお読み下さい。。
本製品は,豊田化学工業株式会社様の製品です。

オートミキサーに関する詳細はこちらから
外観寸法図・名称・材質
標準仕様・希釈装置の性能・オートミキサーF−20およびF−70の性能図
オートミキサーF−20EおよびサーボミキサーSV−20の性能図
希釈倍率バルブの安定性
希釈装置の使用例
基本配管および注意事項
希釈倍率目盛りの設定方法
希釈装置のオプションセット
取り扱い上の注意事項
オートミキサーによる希釈自動制御システムのご案内
水溶性切削液・水溶性圧延油自動希釈設備
オートミキサーの設置と設定に関するノウハウ
- 駆動用流体(水)の流量を一定に管理する(たとえばF-70の場合毎分70リットル、F-20の場合毎分20リットルとします)。可能であれば水用の流量計をご使用下さい。
- 駆動用流体(水)の圧力を一定にします。基本は0.1MPaでオートミキサーに供給します。圧力が0.2MPa以上であっても圧力に変動がなければ問題ない場合があります。水の供給配管には圧力計の取り付けが必要です。
- 一度に希釈液を作る量がF-20やF-20Eの場合20リットル以上、F-70の場合は70リットル以上になることを目安にします。駆動用流体である水がオートミキサーを通過したときに、原液の吸引力が生まれますから、原理的には希釈開始から少しの間はオートミキサーから水しか出ません。
オートミキサーと原液タンクの原液の液面との高低差を小さくすると、水しか出ない時間を短くできます。
- オートミキサの吐出口が希釈液タンクの液面の中に入っている場合(吐出口の先にホースを取り付けている場合も同じ)、希釈液がサイフォン現象により原液タンクまたは駆動流体の配管側に逆流します(実際に逆流して原液タンクに希釈液が入った事例があります)。
オートミキサー・サーボミキサーカタログ・取扱説明書の6ページの「基本配管及び取付時の注意事項」の図8〜10をご参照下さい。
- オートミキサーの内部に原液に含まれる固形成分が付着して、本体のダイヤルで希釈率をコントロールしているオリフィスの内径が付着物により小さくなり、希釈率が変動します。そのため、オートミキサー本体を定期的に取り外し、清掃しなければなりません。
オートミキサー本体を湯に浸漬しておくだけでも十分に付着物が除去できる場合もありますが、分解清掃が必要な場合もあります。
清掃の頻度は、ご使用になる原液によって異なります。
オートミキサーの取り外しを容易にするため、オートミキサの駆動流体の入るところ(25Aメスネジ)に、ニップルを介してユニオンを取り付けておくと容易に配管からの取り外しができます。
オートミキサーの清掃の頻度にもよりますが、複数のオートミキサーを設置頂き、バルブ切替ができるように配管を組んで頂くと、希釈装置を停止させることなくオートミキサーの清掃ができます。
- 必ず定期的に希釈後の液は糖度計を使い、濃度の計測と管理を行って下さい。糖度計(アタゴ製)は安価に入手できます。
そのほかの取り扱いについての情報は
オートミキサー・サーボミキサーカタログ・取扱説明書(PDFファイル・2401KB)
をご参照下さい。
