新和実業株式会社では,日本国内で開発・製造されたCRDS微量水分計を使った微量水分(低露点)領域専用の露点計測システムのご提供を開始しました。
CRDSとは,キャビティーリングダウン分光法(CRDS:Cavity Ring-Down Spectroscopy)の略です。
新和実業株式会社では,神栄テクノロジー株式会社が産業技術総合研究所などと共同開発した国産で最新のCRDS微量水分計を利用し,低露点領域(-100℃FP〜-55℃FP以下の霜点領域)専用の台車式低露点計測システム,または台車式微量水分量計測システムとしてお客様にご提供します。
これにより,ついに技術的に課題のあった微量水分(低露点)領域の水分量や露点(霜点)の連続計測に道を拓くことができました。
これまで待望されてきた日本製のCRDS微量水分計です。修理等のメンテナンスも日本国内の拠点にてご提供します。
最大有効加熱領域:φ320mm×250mm(深さ)
本モデルは,旧SFF-1825Sの後継機種です。
温度分布性能は,SFF-3225Sと同様,有効領域内(φ110mm×深さ250mm)において±3℃以内(校正された1本のN熱電対を利用して温度分布を計測した場合)となります。
ヒータ制御は,サイリスタを使った連続 PID制御となります。
熱媒体としてのセラミック粉体の蓄熱性の高さが省エネルギーとCO2排出量低減に多いに貢献します。
【主な仕様】
常用温度:150〜560℃
最高使用温度:600℃(600℃での常用はできません)
電源:AC200V 三相 50/60Hz 最大4.5kW
寸法:1,000mm(W)×800mm(D)×約1250(H)(突起部等を除く)
【主な用途】
550℃までの空気雰囲気での温度制御を精密に制御しての加熱に対応。
Ni-Ti超弾性・形状記憶合金の熱処理全般(超弾性を利用した形状変更・形状記憶(Af点の記憶))
(特にAf点を極めて精密に設定したい医療用デバイスなどの熱処理に向きます)
板ばね(析出硬化系ステンレス鋼)の時効処理
アルミ合金の鋳物やADC12などのアルミダイカストのブリスタ発生確認
小型の金型の時効処理(冷間ダイス鋼の安定化処理・250℃〜400℃) など。
その他の用途の場合はお問い合わせ下さい。
最大有効加熱領域:φ320mm×250mm(深さ)
本モデルは,旧SFF-3225の後継機種です。
温度分布性能は,SFF-3225Sの±3℃以内に対して,こちらは設定温度に対して±10℃以内(実力値として3〜5℃以内)となります。
ヒータ制御は,SSRを使った時間比例ON-OFF PID制御となります。
大型のブレーカープレートの洗浄用途でも利用出来ますが,一度に処理が可能なブレーカープレートの数量は煙などの発生の点から制限があります。
医療向けデバイスの製造用途の場合はSFF-3225Sをご選択下さい。
【主な仕様】
常用温度:150〜560℃
最高使用温度:600℃(600℃での常用はできません)
電源:AC200V 三相 50/60Hz 最大13kW
寸法:1,200mm(W)×800mm(D)×約1330mm(H)(突起部等を除く)
タッチパネル,ウイークリータイマ,記録計の搭載はありません。
(必要な場合はSFF-3225Sをご選択下さい)
【主な用途】
金属加熱用,ブレーカープレート洗浄用,塗装治具(パイルの植毛塗装治具を含む)の洗浄用などとして利用可能。
鋼材の焼き戻し・黒染め・ブルーイング・線ばねのテンパー・板ばね(析出硬化系ステンレス鋼)の時効処理・アルミ合金の鋳物やADC12などのアルミダイカストのブリスタ発生確認など
その他の用途の場合はお問い合わせ下さい。
横河電機株式会社製UTAdvancedシリーズ各機種のうち,以下の機種。【主な機能】
UT32A,UT32A-D,UT35A,UT52A,UT55A,UT75A,UP32A, UP35A,UP55A
(DINレール取り付け形モデル(「/MDL」オプション付)の場合は接点出力によるお知らせのみに対応)
計器の寸法は,96mm(よこ)×96mm(たて)または48mm(よこ)×96mm(たて)です。
UTAdvancedシリーズのデジタル指示警報計UM33Aには対応しておりません。
センサ等を交換して例えば366日(変更可能)経過したところで,画面上にセンサ交換のメッセージ【想定される用途】
(SENSOR MAINTENANCE等)を表示
(このメッセージは一時的に消去可能・一定期間(変更可能)毎にメッセージを再表示)
センサ表示を設定した回数消去したときには別のメッセージを表示(SENSOR ERROR等)
センサ交換後に,メッセージ表示をリセット
メッセージ出力と同時にDO(警報)端子から接点出力
定期交換・定期点検が必要な熱電対や静電容量式露点センサを接続した設備の管理【オプション】
(雰囲気のPID制御などの制御機能と同時に使用可能)
UTAdvancedシリーズで提供されているオプションに対応します。【新和実業株式会社への御注文について】
静電容量式露点センサを接続する場合,ミッシェル製の88J,99Jについては,UTAdvancedシリーズの「/LP」オプションを追加できる機種に限り,センサへの電源供給が可能です。
(VAISALA製のDMT242,DMT145LのDRYCAPセンサの場合は「/LP」オプションでは対応できませんので,外付けのDC24V電源が必要です。)
なお,CC-LinkやModbus付きのUTAdvancedシリーズを選定する場合は,内部レジスタのデータをPLCなどから読み出すことも可能です。
基本的には,新和実業株式会社にてデジタル指示調節計の「センサ交換のお知らせ表示機能」部分の設定を仕様詳細はこちらから
ラダープログラム等を併用して行った上で出荷します。その他の設定はお客様にて設定頂くか,御注文の際にご指示願います。
必ず本体とセットで御注文下さい(設定のみでは受注致しておりません)。
【主な内容】
現在ご使用中のCP演算器・制御器に対する結線と設定の調査をし,UT75Aによる交換の可否を判断し,交換が可能と判断された場合,UT75Aの機種選定をします。
その上でUT75Aでの交換に関わる御見積を提出いたします。
現在使用中のCP演算器・制御器等の機能と可能な限り互換性を取るため,UT75Aの持つラダープログラム機能を利用した設定を行った上でUT75Aを出荷します。
CP値の演算式は,弊社でご提供しているCpCalcの計算式となります。この計算式については,事前のご評価を頂くことも可能です。
必要に応じてお客様の現場での設置,試運転確認も実施します。
【対応機種】
横河電機株式会社製デジタル指示調節計UT75Aの「/CP」オプションを搭載した機種
(CP演算機能付・10MΩの入力インピーダンスの補助アナログ入力端子付)
【新和実業株式会社への御注文について】
この設定サービスは,UT75Aの「/CP」オプション付きモデルとセットにて御注文下さい。
基本的には他社製の既設の古くなったCP演算器,CP演算・制御器の更新に対応します。
設定のみの受注は致しておりません。
新設の設備向けの場合(炉メーカー様・制御盤を製作するメーカー様)はお問い合わせ下さい。
【技術的な詳細はこちらから】
技術的な詳細は,こちらをご参照下さい。