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新和実業株式会社はガス浸炭炉用のCP演算器も取り扱っています

TEL. 0565−28−8822

〒471-0855 愛知県豊田市柿本町6丁目9番地11

記録計でCO2の値と炉温からCPを演算・制御CpCalc for GX

ペーパーレスレコーダ(記録計)でカーボンポテンシャル(CP値)の演算を

CpCalc搭載ペーパーレスレコーダGX10/20

GX10(左)・GX20(右) ペーパーレスレコーダ(/MTオプション付モデル)

(デジタル指示調節計・UT75Aの付加仕様(/CP)付モデルによるCP演算・制御はこちらから)

横河電機株式会社製のペーパーレスレコーダ)GX10/20にはCP値演算機能が搭載できます(/MTオプション指定時)。この機能を利用してガス浸炭炉や焼入炉の雰囲気ガスをCO2分析計またはCO2/CO分析計(2成分計)で分析した値と炉温(K熱電対やR熱電対から)を入力することで炉内雰囲気ガスのCP値の演算と記録ができます。
また,ジルコニアO2センサの起電力と炉温を入力することでも炉内雰囲気ガスのCP値の演算と記録ができます(この場合はGX10またはGX20にジルコニアO2センサを直結できないため,入力インピーダンスが10MΩ以上の変換器の追加が必要)。
GX10またはGX20にPID制御モジュールを追加することで,炉内雰囲気のエンリッチ制御も可能で,追加するPID制御モジュールに/PGオプション付きにすることでプログラム調節計のとして機能を持たせることもできます。
PID制御モジュールを搭載しない場合は,アナログ出力やModbusなどにより他の調節計にCP値の演算結果を送信し,そちらを使ってエンリッチ制御をすることもできます。

【演算内容】
  炉温(K熱電対・R熱電対)・CO2分圧(vol%・電圧または電流入力)・CO分圧(vol%・電圧または電流入力)
    ⇒ カーボンポテンシャル(wt%)

  炉温(K熱電対・R熱電対)・ジルコニアO2センサ起電力(電圧入力)・CO分圧(vol%・電圧または電流入力)
    ⇒ カーボンポテンシャル(wt%)

 炉内雰囲気のCO分圧(vol%)は任意の固定値(例えば23.5%)を設定することも,また赤外線CO分析計からの指示値を
 入力することもできます。

 ジルコニアO2センサの起電力を直接GX10/GX20に入力できませんので,ジルコニアO2センサを使う場合は入力
 インピーダンスが10MΩ以上の他社製の変換器を併用する必要があります。

主な機能など

通常のペーパーレス記録計として豊富な機能を持ちます。

演算機能オプション(/MT)を指定して御購入の場合のみ,CP値演算機能が利用できます。
  (CP値演算機能は/MTオプションの一部として提供されます)

演算式は,新和実業株式会社が提供しているCpCalcと同一です。
  入力されるデータが同じであれば、机上のMicrosoft Excel上で動作するCpCalcと全く同じ演算結果が
  得られます
CpCalcは新和実業株式会社の登録商標です)。

GX10/GX20にPID制御ユニットを搭載した場合,ガス浸炭rなどのエンリッチ制御(PID制御)が
  できます。

既にお客様への納入実績もあります。新和実業株式会社から御購入で,ご希望のお客様にはMicrosoft Excel版の
  CpCalcをご提供しています(事前の評価用としてのご提供も可能です)。

GX10/GX20にてCP値の演算を行う場合,アナログ入力チャネルと演算チャネルの設定が必要です。
  新和実業株式会社から御購入のお客様には,設定済の製品を納入するか,設定方法に関する資料をご提供
  します。

  ジルコニアO2センサからの入力となる場合は,対応する変換器をセットで納入することもできます。

GX10/GX20ペーパーレスレコーダによるCP値演算とエンリッチ制御

GX10/GX20を利用することで、1台のペーパーレス記録計でCP値の演算、制御、炉温の制御(PID制御モジュールが必要・/PGオプション付の場合プログラム制御も可能・最大2ループの制御が1ユニットで可能)、温度の記録等が可能です。
(位置比例出力はありませんので、コントロールモータによっては外付けの電電ポジショナの追加が必要になります。)

炉温+CO%(固定値)+O2センサ起電力、炉温+CO%(実測値)+O2センサ起電力、炉温+CO%(固定値)+CO2%(実測値)、炉温+CO%(実測値)+CO2%(実測値)からのCP値演算に対応しています。

横河電機株式会社GX10ペーパーレスレコーダに対して、PID制御モジュールを2台、アナログ入力モジュールを1台搭載し、GX10本体に演算機能(/MT)を指定することで、最大四つのCP値演算とエンリッチ制御が同時に可能です。入力は炉温、CO%、CO2%、ジルコニアO2センサの起電力に対応します。サイズは144mm角です。

GX10には、拡張ユニットを追加しない状態で、最大3台のPID制御モジュールを搭載できますので、CO%を固定した上でジルコニアO2センサを接続したCP値の演算で、最大6ループの制御が1台で可能です。連続焼入炉等での複数ゾーンのCP制御を1台のGX10で実現します。

GX10/GX20/GP10/GP20/GM10用のGA90XAおよびGA90UTのアナログ入力抵抗は2Vレンジの場合1MΩであるため、一部のジルコニアOセンサは計器側の入力抵抗不足から、直接接続できない場合があります(国内で入手できるジルコニアOセンサの場合、ほとんど問題はありません)。その場合、一旦、入力抵抗が10MΩ以上ある信号変換器(例えば、エム・システム技研製SVにカスタム仕様「/X1」を指定し、入出力のレンジをDC0〜2Vを指定した10MΩ以上の高入力抵抗入力のカスタム仕様)を追加して対応することになります。
また,CP演算用の温度入力のバーンアウト設定はDOWNとし,温度入力にエラーがあった場合にCP演算値を2.00としてエンリッチを強制的に止める方向に制御します。

横河電機株式会社GX10ペーパーレスレコーダにPID制御モジュール(/PGを指定してプログラム制御仕様とする)を1台を搭載することで、1台でガス浸炭炉の温度のプログラム制御とCP(エンリッチ)制御が可能です。サイズは144mm角です。

CP値の演算式がCpCalcのものに変更となりますので、Microsoft Excel版CpCalcを利用して事前に演算の評価も必要です。

詳細は弊社までお問い合わせ下さい。


ご参考・CpCalc(シーピーカルク)のご案内

フレームアレスタの図面のイメージCpCalc

ガス浸炭炉などの雰囲気において,カーボンポテンシャルを計算するプログラムです。
 
赤外線CO/CO
2分析計と合わせて利用することでジルコニアO2 センサの精度確認に利用している事例もあります。

CpCalcの名称とロゴはは新和実業株式会社の登録商標です。













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